マッチ箱の面白い表示2010年06月23日

マッチ箱
○たまには写真を載せてみます。
 と言ってもなぜかマッチ箱。

 家を整理していたら出てきたんです。
 なんと5箱も……

 どこかの飲み屋、あるいは何かのオマケ的なマッチではなく、
 割と本格的な――商品として買った代物。


 なんで5箱もマッチを買ったのか。

 すっかり忘れていましたが、恐らく8年以上前――
 今は東京都杉並に住んでいますが、
 その当時、東京都国立市に住んでいた頃に購入したマッチである事を思い出しました。


 かなりのボロアパートだったんです、当時の住まいは。


 どの位古かったかと言うと――
 電気のブレーカーがあるじゃないですか。
 あれに平成××年と書かれた、
 小さな『点検済みシール』が貼られてあったのですが……
 どうも毎年の検査のたびに重ねて貼られていたらしく、
 次々と剥がして行くと、最終的に昭和30年代。古すぎっ!


 で、そこのトイレに換気扇がなかったんです。
 だから、ものすごく匂いがこもるこもる――


 その打開策がマッチだったのです。


 これは豆知識なんですが、
 マッチを点けてすぐに消す――
 するとリンの匂いか何かで、ばっちり消臭されるんです。


 長くなりましたが、そんな理由で買ったマッチが
 8年目にして再び出てきたワケなんです。


 で、このマッチ――
 当時は気付かなかったのですが、その表示におもしろい事が書かれてあるんです。

37本以上…?

 (内容量)『37本以上』

 


 『37本』という中途半端な数字に重ねて記されている『以上』の文字。


 おそらく製作過程で膨大なマッチ軸を処理するのでしょう。
 はっきりした数字を書けない。

 だけど、37本は確実に入るという結論の元、
 『37本以上』という文言を明記したと思うのですが……


 約40本と書かず、こう書いてしまった以上、
 何かものすごいこだわりがあるんだなーと考えると、
 なんだか少しおもしろい。


 ちなみに、未使用のこのマッチ箱の中身を数えてみたら――
 なんとその数47本。

 確かに表示に間違いはありません。
 でも、思った以上にマッチ軸があった事に可笑しさ倍増です。

 5箱あったのだから、表記された内容量で考えると
 自動的に1箱分お得という事になってしまいます。
 (回数券じゃないんだから)


 ……しかし、なんで『37本以上』なんて書いたんだろう。

ただのお中元じゃぁつまらない、という方に――2010年06月26日

○そろそろお中元の季節です。
 かつて、とあるアニメ会社から(脚本を担当した年だけですが)お中元を戴いた事があります。
 最初はびっくりしました。


 ――な、なんて大切にされているんだぁぁ!

 お中元なんてもらった経験がその時までなかったので、感動したのを覚えています。

 そして、がんばろうという気持ちになる――単純なものです>ワタクシ。
 実際、がんばったもん。


 で、お中元です。
 もし迷っている方がおられれば……
 こちらのサイトを選択肢のひとつとして考えるのは如何でしょう。

 別にその会社の回し者ではありませんが、
 たまたまサイト巡回をしていたら遭遇したページでありまして。

 その商品と発想、コンセプトが僕的にとてもおもしろかったので、
 メモ代わりに、そして皆さまにもご紹介しようと思ってここに記します。


 それは有限会社セントラル・スコープが販売しているお菓子、
 その名も『山吹色のお菓子』です。
すごいバナー


  ……すげぇバナーだ。

 「へへへ、お代官様、こちらの方を……」
 「越後屋、お主も悪よのぉ」

 僕の夢です。もちろんお代官様の方。
 で、これを体感出来るナイスな商品という事であります。
 詳しくはリンク先へ。


 ジョーク的発想から生まれた商品でも、内容は意外と(!)しっかりとしている。
 ちなみに本当にこれを利用される方は、相手方もジョークが分かる人にして下さい。
 責任は負いません(笑)


 商品自体が面白いのもさる事ながら、
 このサイト内の
 『山吹色の質問に玉虫色の回答』
 というコーナーが特に珠玉!


 非っ常ーにシャレが効いています。


 真の文章力はこういう所で問われるものだと実感します。
 素晴らしいの一言。
 僕にはここまでの文章は無理です。

 ……うーん、褒めすぎか?


 しかし、こういう馬鹿なもの(褒め言葉ですよ)を
 一生懸命考え、そして思いつく――というのは、実はとても難しい事なんです。
 その根本は『相手を楽しませよう』というプロのエンターテインメント精神――
 『山吹き色のお菓子』……脱帽です。