ミジンコ2011年03月06日

◯ちょっと前の話になるのですが、親しいライターさん同士でとあるフレンチへ行った時の事。


 その中で、一口大の揚げ物料理が出されたんです。
 かなり上品でおいしい一品。
 で、その料理の説明でウェイターの方がこんな事を言った――


 「ミジンコをまぶしてあります」


 ミジンコ!?


 皆、一瞬、理科で登場するあの『ミジンコ』を連想。

 そ、そんな物が料理になるんか…?
 とか思った時に、井上敏樹御大の一言。


 「『微塵』の『粉』に決まってるだろ」

 あ~なるほど。


 『微塵粉』とはもち米を延ばして鉄板で焼き、粉末状にしたものを言うそうで、
 それをより細かくしたものを『寒梅粉(かんばいこ)』と言うらしい。

 決して、微生物のミジンコではありません。


 世の中知らない事だらけだ…
 勉強になったひととき。