そう来るか… ― 2011年05月26日
◯昼間、近所の駅前通りを歩いていた時の事。
果物が詰まった小箱を抱えた東南アジア系の若い女性がいたんです。
その女性、道行く人々に果物を見せながら何かを問いかけている。
見た感じで判断するに、果物を売りつけようとしている様子。
夜の繁華街でこういう人を見た事がありますが、
真っ昼間から、しかも住宅街が密集する地域の駅前で行商チックな事をしている人を見るのは初めてです。
僕の歩く方向にその女性がいて、つまり僕は段々その女性に近付いて行く事になります。
――どうせ僕にも果物を売りつけようとするんだろうなぁ…
とか思いながら歩く僕。
で、案の定、僕に話しかけてくるワケです。
「あの、ちょっといいですか?」
――ほらきた。しかも絶妙なカタコト。
しかし、その女性の二言目で『え?』となったんです。
「聞きたい事があるんですけど」
…そう来るか。
『この果物買え』みたいな言葉が来るという予想が見事に裏切られ、
僕は思わず立ち止まってしまった…
「なんすか?」
とりあえず、『聞きたい事』が知りたくてこう聞き返してみた僕。
「果物、いかがですか?」
…まあ、そうなるわな。
でも、『聞きたい事があるんですけど』なんて言われると、
何が聞きたいのか思わず知りたくなってしまう絶妙な問いかけです。
そんな事で立ち止まってしまった僕の負け…
ま、結局は『果物が欲しいかどうか』が彼女の『聞きたい事』だったワケですが。
もちろん買わずに彼女から離れたのですが、
ふと振り返ってみると、彼女のこの『聞きたい事があるんですけど』攻撃で誰もが立ち止まっていたりしたのが、ちょっと面白かったんです。
ちなみに、用事を済ませて帰りの道中。
やはり駅前を通ったのですが、気になるのは果物売りのあの東南アジア系女性。
警察官に職務質問されていました。
果物が詰まった小箱を抱えた東南アジア系の若い女性がいたんです。
その女性、道行く人々に果物を見せながら何かを問いかけている。
見た感じで判断するに、果物を売りつけようとしている様子。
夜の繁華街でこういう人を見た事がありますが、
真っ昼間から、しかも住宅街が密集する地域の駅前で行商チックな事をしている人を見るのは初めてです。
僕の歩く方向にその女性がいて、つまり僕は段々その女性に近付いて行く事になります。
――どうせ僕にも果物を売りつけようとするんだろうなぁ…
とか思いながら歩く僕。
で、案の定、僕に話しかけてくるワケです。
「あの、ちょっといいですか?」
――ほらきた。しかも絶妙なカタコト。
しかし、その女性の二言目で『え?』となったんです。
「聞きたい事があるんですけど」
…そう来るか。
『この果物買え』みたいな言葉が来るという予想が見事に裏切られ、
僕は思わず立ち止まってしまった…
「なんすか?」
とりあえず、『聞きたい事』が知りたくてこう聞き返してみた僕。
「果物、いかがですか?」
…まあ、そうなるわな。
でも、『聞きたい事があるんですけど』なんて言われると、
何が聞きたいのか思わず知りたくなってしまう絶妙な問いかけです。
そんな事で立ち止まってしまった僕の負け…
ま、結局は『果物が欲しいかどうか』が彼女の『聞きたい事』だったワケですが。
もちろん買わずに彼女から離れたのですが、
ふと振り返ってみると、彼女のこの『聞きたい事があるんですけど』攻撃で誰もが立ち止まっていたりしたのが、ちょっと面白かったんです。
ちなみに、用事を済ませて帰りの道中。
やはり駅前を通ったのですが、気になるのは果物売りのあの東南アジア系女性。
警察官に職務質問されていました。